ニュ−スレターお申し込み
 
 
 


 
 
News list  Print this   E-mail this
KAIST、皮膚への接着力の高い伝導性シルク接着剤を開発

体内移植型の電子素子などへの応用に期待


大徳所在のKAIST(シン・ソンチョル総長)は電気および電子工学部のイ・ヒョンジュ教授研究チームが生体親和的なシルクの高分子を利用して生体適合伝導性接着剤を開発、これを用いて人間の皮膚によく貼り付く経皮型電子素子を開発したと9月16日に発表した。

研究チームが開発したシルク伝導性接着剤フィルムは生体親和的なシルク高分子に金属イオンを導入して接着性をもたせたもの。接着性の高い経皮型電子素子の実現が可能で長期間のモニタリングや薬物投与の必要な患者への使用が期待される。

最近生体親和性をもつシルク高分子は構造の変形と生分解が可能で柔軟基板や犠牲層に利用される事例が増えている。研究チームは2年間にわたる研究でカルシウム金属イオンによるシルク高分子の接着特性を発見した。

研究チームは人間の皮膚への接着が可能で長時間モニタリング後に再使用が可能な経皮型電子素子を開発するために研究を続けた。その結果既存のシルク高分子の限界と制限を克服するためにカルシウムイオンを導入して生体親和的で接着力の高いシルク接着剤を開発した。

シルク高分子に導入されたカルシウムイオンは水を吸収する能力と高分子を結合する能力をもっており固いシルク高分子に粘弾性の特性を付与する。強い粘弾性をもつシルク高分子は人体の皮膚や多様な高分子基板の界面に物理的に結合して強い接着特性を示す。

接着力の強さとともにシルク高分子のカルシウムイオンはシルク接着剤がイオン伝導性をもつことを助け、元来シルク高分子がもっている生分解特性により特定の条件で容易に接着力が消える特性を示す。

研究チームはこうした特性によりシルク接着剤を経皮型電子素子と人体皮膚の間に挿入して接着力の高い柔軟性キャパシタタッチセンサーを製造し、長期間の付着が可能で容易に脱着および再使用できるタッチセンサーを開発した。また人体臓器の組織のうち伸縮性の強い膀胱の組織に対する接着性をもつ変形センサーを集積し膀胱組織の変形率による抵抗変化を利用した変形程度を確認した。

イ・ヒョンジュ教授は「シルク物質の新たな可能性を提示できた。バイオ工学の分野で経皮型と体内移植型電子素子に応用が可能だろう。長期間モニタリング、薬物伝達システムの実現が期待される」と話している。

研究結果は国際学術誌『Advanced Functional Materials』に9月5日付で掲載された。





[2018-09-19]

weblio

by weblio


Go Back Top
News list  Print this   E-mail this


 
Home | ニュ−ス | 大徳ネット紹介 | Sitemap | Contact Us

Copyright(c)2004 大徳ネット. All rights reserved. Email:itom@hellodd.com
(〒)305-340 大田 儒城区 道龍洞 441- 綜合福祉センター2階
Tel:+82-42-861-5005 Fax:+82-42-861-5059