ニュ−スレターお申し込み
 
 
 


 
 
News list  Print this   E-mail this
IBS、皮膚の老化を3次元で示す蛍光物質を開発

蛍光物質エラニールを開発···皮膚改善剤の開発などに期待


IBS(キム・ドゥチョル院長)は同研究院複雑系自己組立研究団のチャン・ヨンテ副研究団長研究チームが皮膚の弾性を維持するのに重要な役割を果たすタンパク質であるエラスチンにのみ選択的に結合する蛍光物質エラニール(ElaNIR)を開発したと4月1日に発表した。本研究の結果を用いれば生きている皮膚組織におけるエラスチンの量を測定できるだけでなく、その分布図を3次元映像でも撮影できるため皮膚の老化の程度を目で確認できる。

皮膚の弾性は皮膚の年齢を決定する主要な要素。弾性はエラスチンという伸縮性のあるタンパク質が担当しており、皮膚内部のエラスチンの量が不足すると皺が生じる。だがエラスチンは皮下組織に位置し波長の短い光では皮膚の透過に限界があり、蛍光染色でも観察が難しい。染色をするにしてもどこにでも付着しやすいという蛍光物質の一般的な特性上、周辺組織にも付着して皮膚内のエラスチンだけの映像を明確に得るのには限界があった。

IBSの研究チームはエラスチンの深さまで到達する長い波長の近赤外線の領域で蛍光を発する物質の中でエラスチンにだけ結合する蛍光物質を探した。研究チームは近赤外線の領域で蛍光を発する分子を双性イオン(zwitter ion)の形にし、無分別な接着性を抑えていくつかの候補物質を作った。そしてエラスチンを観察しやすいウサギの動脈の断面にこれらの物質を塗布する方式で蛍光物質を選別した。

選別の結果、近赤外線の領域で蛍光を発しエラスチンにだけ選択的に結合するエラニール(ElaNIR)の分子が確保された。エラニールは周辺の組織に結合せずにエラスチンだけを見えるようにするため最上の映像を得ることが可能。また、研究チームは生きている皮膚にエラニールを用いて皮膚の弾性の程度を測定した。ネズミの静脈にエラニールを注射するとエラニールは血管を経て体全体のエラスチンを探して結合し、組織の弾性の状態が鮮明に示された。

生後1ヶ月の若いネズミと生後10ヶ月の老いたネズミにそれぞれエラニールを注射したのち蛍光を帯びるエラスチンの量を比較した結果、若いネズミに比べて老いたネズミの皮膚組織中のエラスチンの量が顕著に減少していることが確認できた。またエラニールを活用して単純な蛍光イメージングだけでなくエラスチンの分布を高解像度の3次元映像でも撮影することに成功した。

研究チームはエラニールが皮膚の老化を測定し皮膚改善剤の開発に活用できるだけでなく動脈の内壁や耳の軟骨などの弾性が重要な組織構造の映像化にも役立つものと期待している。研究に当ったIBS複雑系自己組立研究団のチャン・ヨンテ副研究団長は「生体の皮膚の弾性を視覚的に測定できる蛍光物質を開発できた。組織のサンプルを採取しなくても苦痛なくエラスチンの測定が可能」と話している。

研究結果は『Cell』の姉妹誌である『Chem』に3月29日付で掲載された。






[2018-04-03]

weblio

by weblio


Go Back Top
News list  Print this   E-mail this


 
Home | ニュ−ス | 大徳ネット紹介 | Sitemap | Contact Us

Copyright(c)2004 大徳ネット. All rights reserved. Email:itom@hellodd.com
(〒)305-340 大田 儒城区 道龍洞 441- 綜合福祉センター2階
Tel:+82-42-861-5005 Fax:+82-42-861-5059