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IBS、副作用のない次世代MRI造影剤を開発

中国・安徽省の病院と共同研究···正確かつ迅速な疾病診断に期待


IBS(基礎科学研究院、キム・ドゥチョル院長)は同研究院ナノ粒子研究団のヒョン・テクファン団長とチェ・スンホン研究委員研究チームが中国・安徽省の病院との共同研究を通じて次世代酸化鉄ナノ粒子造影剤の霊長類を対象にした前臨床実験に成功したと8月1日に発表した。

MRI(磁気共鳴画像法)は生きている生命体の身体機関を非侵襲的にリアルタイムで映像化できることから広く使用されている映像診断装置の一つ。MRI撮影時に各組織や血管をより詳しく観察するためには造影剤が必要だが、現在ではガドリニウムが造影剤として主に使われている。

しかしガドリニウムは血管や生体内での滞留時間が短く長時間にわたる高解像度の映像撮影が難しいという短所がある。また腎臓の機能の弱い患者に使用する場合、全身性繊維症の原因となり得るため最近では神経系に対する潜在的副作用も問題点となっている。

こうしたことからヨーロッパや米国を中心に酸化鉄ナノ粒子基盤のMRI造影剤の開発が試みられているものの、大部分の製品が厳格な臨床要件を充足できず開発が中断されている。開発された造影剤も大部分は該当部位を暗くする陰性造影剤で実際の臨床で使用される陽性造影剤よりも活用度が低い。

厳格な臨床要件を充足させるには造影剤の持続的な大量合成と体内の毒性に対する実験が必須ではあるがこれまでのネズミを対象にした実験だけでは臨床に適した造影剤を探し出すのには限界があった。

研究チームは非常に小さな酸化鉄ナノ粒子が陽性造影剤として使用できることをつきとめ、均一な直径2ナノメートル(nm)の酸化鉄ナノ粒子基盤の陽性造影剤を大量合成する安全な方法を考案した。研究チームは製造の過程で医薬品添加剤(pharmaceutical excipients)を原料に使用することで安全性を確保し、実際にサル、イヌなどの動物実験を通じて毒性と造影効果を立証した。これらの動物の脳の血管を造影して脳卒中など脳疾患のある動物も正確に診断することができた。

研究チームは造影効果の向上により脳血管や脳潅流映像の撮影時に脳血流をより正確に診断できることから今後脳卒中の診断と治療の進展に寄与できると期待している。

研究に当たったヒョン・テクファン研究団長は「ネズミを対象にした実験が中心だったこれまでの酸化鉄ナノ粒子造影剤研究とは違い韓国で初めて霊長類の実験に成功した」と話している。チェ・スンホン研究委員は「本研究で開発された次世代MRI造影剤は今後臨床試験を経て正確かつ迅速な疾病の診断に活用できるだろう」と述べた。

研究成果は国際的学術誌『Nature Biomedical Engineering』電子版に7月31日付で掲載された。





[2017-08-02]

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