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KAIST、人工受容体を活用した腫瘍標的治療技術を開発

リポソームとエクソソームを利用


大徳所在のKAIST(シン・ソンチョル総長)はバイオおよび脳工学科のパク・チホ教授研究チームが腫瘍の標的治療効果を高める技術を開発したと7月5日に発表した。

腫瘍の標的治療では腫瘍の成長と発生に関与する「受容体」を標的にして腫瘍の成長を阻む。しかし標的治療は腫瘍内の特定の受容体が存在する患者にのみ効果があり、標的分子が少量であったり不均一に存在している場合には治療効果に限界があった。

研究チームは「リポソーム」という人工ナノ粒子と細胞から分泌される「エクソソーム」という生体ナノ粒子を同時に利用した。まず細胞膜と効率的に結合する人工ナノ粒子である細胞膜結合性リポソームを開発した。

リポソームは特定の分子を標的にすることが可能な人工受容体をのせて血流を通じて腫瘍に浸透する。そして血管周辺の腫瘍細胞に人工受容体を伝達するが、腫瘍細胞が分泌するエクソソームに人工受容体を搭載するのがリポソームの役割。

エクソソームは細胞間のいくつかの生体分子を伝達する役割を果たす。血管周辺の細胞を通じてリポソームにより伝達された人工受容体がエクソソームに搭載されるとエクソソームが移動する腫瘍内のすべての位置に人工受容体が効率的に伝達される。

研究チームは腫瘍全体に広がった人工受容体を標的にできる物質に薬物を結合させて効果的な腫瘍標的治療を行うことを目標にしている。

研究チームはこの技術を利用して光に反応して抗癌効果を発揮する光過敏剤を腫瘍が移植された実験用 のネズミに注入した。そして腫瘍の部位に光を照射して抗癌効果を誘導したのちに分析した結果、効果的に標的治療がなされていることを確認した。

研究にあたったパク教授は「リポソームは腫瘍細胞の分泌する生体ナノ粒子であるエクソソームに効率的に人工受容体を搭載する。エクソソームは固有の移動経路を通じて人工受容体が腫瘍全域に伝達されるようにする。標的治療が難しい多様な疾病を治療するのに有用に使用できるものと期待される」と話している。

研究結果は『Nature Communications』電子版に6月19日付で掲載された。







[2017-07-07]

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