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全南大、鉄の濃度調節による細菌感染抑制方法を解明

抗生物質を利用しない敗血症などの治療方法開発に期待


生体内の鉄(Fe)の代謝を調節して細菌感染や敗血症を治療するあらたな概念の感染制御が可能になる見通し。

韓国研究財団は全南大学校のチェ・ヒョンイル教授研究チームが食中毒の原因となるサルモネラ菌に対し鉄の濃度調節による感染抑制方法を解明したと6月3日に発表した。

鉄は病原性微生物の毒性因子発現と感染後の宿主細胞内における生存に必須の要素。宿主動物の防御体系の抗菌活性についても重要な役割を果たす。

人体の鉄の恒常性はヘプシジンというホルモンで調節されている。ヘプシジンは細胞膜のタンパク質であるFPN1を通じて細胞内外の鉄の濃度を調節することが分かっている。

研究チームはサルモネラ菌が増殖する場所であるマクロファージ内の小器官(SCV)にもヘプシジンが作用して鉄の濃度が調節されることを解明した。またヘプシジンによる鉄の代謝調節は抗菌作用をする活性酸素の生成と関連があることを突き止めた。

ヘプシジンによりSCV内部の鉄の濃度が減少するとマクロファージの活性酸素生成が阻害される。その結果、サルモネラ菌が活発に増殖する。反対に動物の感染実験でヘプシジンの発現抑制剤であるGSK5182を処置すると活性酸素が増加してサルモネラ菌を効果的に死滅させることができる。

今回の研究成果は感染状況で病原体と宿主の核心共有因子である鉄の変化メカニズムを明らかにすることで感染状況を新たな観点で解釈した点に意味がある。抗生剤に依存してきた敗血症の治療法に病原体と宿主の相互作用を利用した新たな感染治療パラダイムを提示した。

研究結果は『Nature Communications』に5月29日付で掲載された。







[2018-06-07]

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