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助手席はクラシック、後部座席はロックの音だけ聞こえる技術?

大徳のベンチャー起業SQand社の「サウンドボール技術」


#1. 自動車旅行中の家族。父はカーナビゲーションを見つつ運転し、助手席では母がクラシック音楽を聞いている。後部座席の息子はロック音楽を聞き、娘はアイドルグループの歌を楽しんでいる。それぞれの音は聞きたい人にだけ伝達される。(車両用オーディオへの使用例)

#2. 子供を連れて韓国中央科学館を訪れたAさん。展示館に入りある展示物に近づくと案内の音声が流れる。その隣の展示物の前に移動するとまた違う案内の音声が聞こえる。イヤホンをつけているわけではないが、その隣で聞いた音は聞こえてこない。(展示館などでの使用例)

自動車などの空間でイヤホンを使用せずに音楽、ニュース、スポーツ放送など各自の好みによって各自の聞きたい音だけを聞ける技術が開発された。周辺の音が物理的に操作され仮想の球(sphere)として形象化され、形象化された球は携帯電話やタブレットPCなどを活用して必要とする時間と区域で調節できる。よく聞こえる区域(Bright zone)とよく聞こえない区域(Dark zone)に自由に設定して自分だけの音響システムを作れる。

大徳研究開発特区のベンチャー企業SQand社(イ・ジョンファ代表)は独自の音響制御技術をもとに音響と関連した新たな消費者価値を創出することを目標にしている。同社は起業以来、顧客に新たな車両用オーディオ技術を提供するために関連研究に邁進している。最近ではこの技術を「CES2018」展示会に出展するなどマーケティング活動にも取り組み、グローバル自動車メーカーなどの関心を集めている。

◆ 30年以上蓄積された技術力···サウンドボールを自由自在に操縦

SQand社は2015年4月に設立された。世界的な音響学の権威者であるKAISTのキム・ヤンハン名誉教授(現、SQand社CTO兼会長)が30年以上蓄積した技術をもとに設立した。同教授の教え子や外部の専門家ら音を愛する人たちが技術商用化に取り組んでいる。

同社の代表技術は「サウンドボール」。キム教授は学生を指導しながら音響学の研究を進めてきた。当初は会社名も代表技術と同じくサウンドボール社だったが、のちにSQand社に改めた。SQand社はサウンドボールの形象化技術からサウンドボール集中、空間イコライザー、プラットフォーム化技術、音位置制御技術、特許などを保有している。

一つの空間の音は多数の「サウンドボール」の形で形象化できる。周辺空間の特性を分析し、空間の音を形象化して移動、大きさ、数字などをソフトウェアで調節できる。空間上の必要な地点に音響エネルギーを集中し、伝わる音を活用して仮想のスピーカーを作って調節が可能。音の干渉現象を活用して空間の音が横に漏れないようにし個人に最適化された音響を伝達できる。


◆ CESなど海外の展示会で好評···商用化のためのテストに注力

イ・ジョンファ代表によると自動車の内部に個人用オーディオ区域(PAZ)をつくりテストしたところ一般の人々が不思議がったという。自動車メーカーの関係者も既存の車の商品性を高められるとして関心を示している。

SQand社の研究チームは現在車両用オーディオシステムにサウンドボール技術を取り入れるために研究を進めている。車両用オーディオシステム以外にも劇場用システム、家庭用オーディオシステム、ジム、大型広告板などの分野への活用も期待される。

2018年はじめに現代自動車などの車両用の独立音場を実現するシステムはCES展示会で公開され、自動車の電装メーカーと自動車メーカーの注目を集めた。B社、J社などグローバル自動車メーカーから問い合わせも相次いだ。既存の設備を利用してソフトウェア的要素を活用することで既存の車両に使用することができるのも特長。

研究チームは技術力と商用化の可能性が立証されただけに最終的な商用化テストを準備し、PR活動にも積極的に取り組んでいる。2018年夏には中国での展示会にも参加する予定という。同社のイ・ジョンファ代表は「現在車両用オーディオに集中して海外での販促に注力している。特にB社とは今後正式に契約を締結して実際に商品化できるよう検証を進めてゆく計画。早ければ2年以内に製品と技術を実際の自動車に搭載して量産できると思う」と話している。






[2018-05-02]

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