ニュ−スレターお申し込み
 
 
 


 
 
News list  Print this   E-mail this
自然界に豊富な炭化水素を新薬の原料にしてガンマ-ラクタムを合成

IBS、理論グループと実験グループが協力···高効率のイリジウム触媒を開発


韓国の研究チームが石油、天然ガスなど自然界に豊富な炭化水素から医薬品や化学素材の原料となるラクタムを合成することに成功した。

IBS(基礎科学研究院、キム・ドゥチョル院長)は分子活性触媒反応研究団(KAIST)のチャン・ソクポク団長とペク・ムヒョン副研究団長の共同研究チームが反応効率の高いイリジウム触媒を開発し、常温でガンマ-ラクタムを合成することに成功したと3月4日に発表した。

ガンマ-ラクタムはてんかんの治療剤であるレベチラセタムや血管形成抑制剤のアザスピレンのように複雑な有機分子の核心構成成分として医薬品、合成化学素材などに活用されている。

これまで自然界に豊富な炭化水素からガンマ-ラクタムを製造するために多くの研究がなされてきたが、常温での反応性が低く合成は難しかった。

炭化水素からガンマ-ラクタムを合成するために炭素と水素の結合を炭素と窒素の結合に変える窒素化反応が必要だが、この過程で中間体であるcarbonylnitreneが常温で容易に副産物として分解され合成の妨げとなっていた。

研究チームは研究団内の理論研究グループと実験グループの共同研究で最適化された触媒を計算化学で分析予測し、実験に取り組む方式で中間体の分解の問題を解決した。

理論研究チームは密度汎関数を活用した計算化学でどの触媒が炭化水素に効率的な反応を示すかを分析しシミュレーションを通じて完成度の高い触媒を提案した。実験研究チームでは中間体の分解と副産物形成を抑制するイリジウム触媒を開発し、炭化水素に用いてガンマ-ラクタムの合成に成功した。

研究チームの開発したイリジウム触媒は常温で高い活性を示し窒素化反応を起こすことができる。反応条件が簡単なことから商用化の可能性も高い。

チャン・ソクポク団長は「本研究は窒素化反応の中間体分解の問題を解決するもので、炭化水素でガンマ-ラクタムを合成する契機を提供するもの。今回開発した触媒反応の拡張研究により学問的な進歩はもちろん合成された物質の生理活性と臨床研究による医薬品と新素材の開発など産業的な面でも寄与できると思う」と話している。

研究成果は『Science』電子版に3月2日(韓国時間)付で掲載された。






[2018-03-06]

weblio

by weblio


Go Back Top
News list  Print this   E-mail this


 
Home | ニュ−ス | 大徳ネット紹介 | Sitemap | Contact Us

Copyright(c)2004 大徳ネット. All rights reserved. Email:itom@hellodd.com
(〒)305-340 大田 儒城区 道龍洞 441- 綜合福祉センター2階
Tel:+82-42-861-5005 Fax:+82-42-861-5059