ニュ−スレターお申し込み
 
 
 


 
 
News list  Print this   E-mail this
がん幹細胞の分化を利用した患者別の抗がん治療法を提示

高麗大研究チーム、新たな腫瘍治療戦略を提示


がん幹細胞の幹細胞能力抑制と分化を利用して患者個人に合わせた抗がん治療が可能になる見通し。

韓国研究財団は高麗大学校のキム・ヒョンギ教授研究チームががん幹細胞の幹細胞能力を抑制するだけでなく特定の機能をもつ細胞に誘導する新たな腫瘍治療方法を提示したと12月25日に発表した。

大部分の腫瘍組織で発見されるがん幹細胞はがんの発生、転移の原因となる。また放射線抗がん治療への耐性が強くがんを再発させる。最近がん幹細胞を標的にした腫瘍治療法が研究されているものの、がん幹細胞の幹細胞能を抑制した際に抗がん効果が微々たるものであったり、がんが再発するなどの限界があった。研究チームはがん幹細胞の分化誘導の過程を明らかにし、幹細胞能を抑制すると同時に分化能力を促進する一種の「ムチとニンジン」の治療戦略を提示した。

研究チームはまず細胞分化抑制因子ID1によって骨の形態形成タンパク質BMP信号、特にBMPR2が抑制されることを生物学的統計学で確認した。またBMPR2が人為的に増加させられた脳腫瘍幹細胞では腫瘍形成能力と幹細胞標識因子が減少し分化細胞標識因子が増加する現象を観察した。このようにID1が幹細胞能と分化能力をいずれも調節することが確認された。

ID1はウィント(WNT)とソニック・ヘッジホッグ(SHH)信号伝達系を活性化し幹細胞能を促進し、BMP信号伝達系を抑制して分化を抑制する。反対に脳腫瘍幹細胞でウィントはソニック・ヘッジホッグ信号を抑制してBMP信号を活性化すると脳腫瘍にかかったネズミの生存率が高まった。これは脳腫瘍幹細胞の分化誘導による抗がん治療の可能性を立証するもの。

本研究の結果によりID1-BMPR2軸が脳腫瘍幹細胞の幹細胞能特性を調節し、この軸を標的にすれば脳腫瘍を分化誘導で治療できることが証明された。研究に当ったキム・ヒョンギ 教授は「本研究はがん幹細胞の分化調節過程を解明し、幹細胞能と分化誘導能を標的にして腫瘍を抑制する新たな抗がん分化治療の戦略を提示するもの。多様な種類のがん幹細胞に対する患者ごとの抗がん剤開発に役立つだろう」と述べた。

研究結果は国際学術誌『Clinical Cancer Research』に12月12日付で掲載された。





[2017-12-27]

weblio

by weblio


Go Back Top
News list  Print this   E-mail this


 
Home | ニュ−ス | 大徳ネット紹介 | Sitemap | Contact Us

Copyright(c)2004 大徳ネット. All rights reserved. Email:itom@hellodd.com
(〒)305-340 大田 儒城区 道龍洞 441- 綜合福祉センター2階
Tel:+82-42-861-5005 Fax:+82-42-861-5059