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KAIST、人体内のビリルビンを利用して抗がん治療システムを開発

動物疾病モデルで効能と安定性を確認


大徳所在のKAIST(シン・ソンチョル総長)は生命科学科のチョン・サンヨン教授研究チームが人体内の物質である「ビリルビン」を利用して光学映像診断と光熱治療が可能な抗がんシステムを開発したと9月20日に発表した。

人体内の強力な抗酸化物質であるビリルビンは胆石の形成にも関与する。研究チームはビリルビン自体の金属結合機能と新生児の黄疸の治療に使われる青い光に反応する性質を同時に利用した。

まず銅やカルシウムの代わりに「シスプラチン」という白金基盤の抗がん剤とビリルビンを結合して黄色のビリルビンを紫色の複合体に変換させた。そして近赤外線波長帯の光を照射した。その結果、従来に比べて大きく向上された光感応性を示し、実際に静脈注射された大腸がんの動物モデルでも腫瘍の部分における有意味な光音響信号の増加を確認した。

また腫瘍の部位に近赤外線の光を当てた際に光熱効果により5分以内に25℃以上の温度上昇が現れた。2週間後に他のグループに比べて腫瘍が小さくなり壊死したことが確認された。

研究に当たったチョン教授は「現在までに開発された物質は生体適合性が低く潜在的生体毒性の可能性がある人工素材を中心で臨床につなげるのは限界があった。今回開発された人体由来のビリルビン基盤の光学物質は光音響映像と光熱治療の前臨床仲介研究、そして臨床適用に新たなプラットフォームとなることが期待される」と話している。

チョン教授チームは以前にも疎水性をもつビリルビンと超親水性の高分子であるポリエチレングリコール(PEG)を結合した「ペギル化されたビリルビン」基盤のナノ粒子システムを開発していた。これはビリルビンの抗酸化機能をそのまま維持しつつ体内に蓄積されないようにしてビリルビンの長所だけを生かす技術で炎症性腸疾患やぜんそくなどの動物疾病モデルで効能と安定性が確認されている。

研究結果は応用化学分野の著名学術誌『Angewandte Chemie International Edition』電子版に9月4日付で掲載された。






[2017-09-25]

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