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日本経済新聞の記者が見た韓国と日本のベンチャー文化

韓国は10年後に通用する技術に目を向けるべき


「韓国のベンチャーは短期間しか通用しない技術が多い。10年後を見通すことのできる技術をもっと創出しなければならない」

世界三大経済新聞のひとつである日本経済新聞の小暮晃一記者が韓国のベンチャー企業を取材して得た所感である。

小暮記者はこのほど韓国のベンチャー企業の成功事例を取材するために大徳研究開発特区を訪れた。同記者は既に成功を収めた韓国のベンチャー企業と将来成長してゆくであろう企業を取材し、韓国ベンチャーの現状を次のように診断した。

韓国ベンチャーの危険要素

▲ 日本経済新聞の小暮晃一記者
10ヶ所以上の韓国ベンチャーを見て小暮記者が感じた最大の点は韓国のベンチャー企業が1∼2年しか通用しない技術を売り物にしている企業が多いという点。

同記者は「韓国のベンチャー産業はあまりにもソフトウェアに集中しているようだ。ソフトウェア産業は時間をかけて努力さえすれば成功が可能な産業。したがって急速に成長している中国の追撃を受けやすい。今後国際標準として定着し、世界市場における占有率を高めることのできる技術を開発することが重要」と言う。

小暮記者は今回の取材で「GAIA社」という大徳のベンチャー企業に強い関心を示した。同記者は「GAIA社は「環境」という大きなテーマをもって未来のために準備している企業。長期的事業性があるだけに着実に成長してゆく企業と思う」と述べた。

また同記者は韓国ベンチャーの「CEOへの依存度の高さ」に憂慮を示した。今回訪れたベンチャーは社長の能力により経営が左右されると思われる会社が多く、こうした企業は万一社長が倒れでもしたら企業自体も倒れてしまうこともあり得るとの指摘だ。

さらに同記者は韓国ベンチャーのCEOの大部分が技術畑の出身で、技術への依存度が高すぎるという点も危険要素として指摘する。

すなわち技術力がいくら高くても経営·マーケティングに失敗すれば企業の成功はあり得ないため、経営·マーケティングのためには多少無理な投資が並行してもこの分野の専門家を社内に迎え入れることが必要との指摘である。

こうした意味で小暮記者はHUMAX社のピョン·デギュ社長を尊敬するという。ピョン社長は日本市場へ進出する際にソニーの卯木肇氏を現地法人の社長に起用している。2001年当時、HUMAX社は卯木社長を迎え入れるだけの能力を持つ会社ではなかったが、ピョン社長は持てる資本と力量を集中して同氏を現地法人の社長の座に座らせた。小暮記者はこのように人材に金を惜しまなかったピョン社長の姿勢を尊敬すると述べた。

日本と韓国のベンチャー市場の違い

▲ GAIA社のハン·ピルスン会長にインタビューする小暮記者
小暮記者は現在の日本のベンチャー市場を例にとって韓国との相違点を説明した。

日本は1億2千万以上の人口を持ち、しっかりした内需市場が形成されている。したがってベンチャー企業らは海外進出を念頭に置くことなく主に内需市場で成功するために努力しているという。これは韓国の中小企業が内需市場で苦戦しているのとは対照的。

日本の中小企業の内需市場における成功には日本の国民の中小企業に対する信頼の高さも一役買っている。日本の大企業は中小企業の製品を買う際に価格競争力よりは製品の性能により高い比重を置く。こうした大企業の風土が少々高くとも品質のよい物を作りだす中小企業を量産し、国民も中小企業の製品を信頼して購入する背景となっているという。

小暮記者は「日本では大企業が中小企業を育てた」という言葉で中小企業の製品の質の向上に大企業が及ぼした影響を表現した。

また、ベンチャーキャピタルの性格についても韓国と日本の違いがある。

日本ではベンチャー企業に対する政府の支援がほとんどない。そうした中で民間ベンチャーキャピタルがこれを支えているが、ベンチャーキャピタルが投資企業を選定する方法が韓国とは若干異なる。

韓国ではベンチャーキャピタルが企業を選ぶ際に主に生産製品の優秀さ、または売り上げ規模を基準に審査する。しかし日本のベンチャーキャピタルは審査基準の第一条件として経営者の資質を見るという。加えて副社長級の幹部にどのぐらいマーケティング能力のある人物が布陣しているかという点にも注目する。

日本のベンチャー市場は民間投資家が主に動かしているため非常に厳格な審査を通じてベンチャーを育成する。そのため自然と国民の信頼度が高くなるというのが小暮記者の説明である。

また、日本では小さなベンチャー企業も銀行、証券会社出身の幹部が多く、ベンチャーキャピタルが社外理事をつとめるケースも多い。小暮記者はこうした人物らがマクロ経済に明るいため会社の利益となっていると説明し、韓国のベンチャーもこれを見習うべきであると忠告した。

小暮記者は以上のような韓国と日本の違いを説明し「韓国のベンチャー企業は温室の中の花のように感じられる」と述べた。

同記者は「韓国のベンチャー企業はまだ多くの問題点を抱えているが教育水準が非常に高く、技術力も世界最高という長所を持っている。こうした長所は日本でもよく知られているので、もう少し努力すれば日本市場でも充分に通用するだろう」と述べた。




itom@hellodd.com
[2006-06-28]

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